ボードゲームの日々

ボードゲームを中心に、いろいろなことを勝手に考えてみる。

【ボドゲレビュー】「テラフォーミングマーズ」を遊んで

どうも、こすとっくです。

今回はボードゲームレビューpart 11ということで「テラフォーミングマーズ」について書きたいと思います。

ここでは、細かいルールにはあまり触れずに、私の感じたゲームの率直な感想について書いています。

読んでくれた方に少しでも楽しんでもらえれば幸いです。

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目次

1. ゲームの概要

2. 購入、プレイの経緯は?

3. どんなところがおもしろい?

4. 我が家の率直な感想

5. まとめ

 

1. ゲームの概要

火星のテラフォーミング化(地球化)をテーマとしたハンドマネージメントゲームです。

プレイヤーは1つの企業を担い、「気温、酸素濃度、海洋面積」の3つのグローバルパラメータを上げることで、火星の地球化を進めていきます。

アクションは様々な効果が描かれたプロジェクトカードを使って行います。カードの効果は「リソースの生産力を高めるもの」「自分だけのアクションをつくったり、アクションのリソース効率を高めるもの」「地球化を進めるもの」「勝利点を得るもの」に大別されるでしょうか。各プレイヤーはラウンドのはじめにカードを購入し、そのカードをプレイすることで地球化を進めます。

メインのリソースはお金ですが、特定のカード使用時に効率的なリソースとなる「建材」、「チタン」、「電力」、緑地に変換して酸素濃度を上げる「植物」、気温に変換できる「発熱」といったリソースを管理する必要があります。リソースはラウンド終了時に各々の生産力に応じて生産されます。

各グローバルパラメータが最大値に達したらゲームが終了し、もっとも地球化に貢献した(多くの勝利点を有する)プレイヤーの勝利です。

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以下、私の個人的なゲーム評価軸です。

 

A. ゲームのテーマ(フレーバー)

火星をテラフォーミング化するゲームです。

 

B. ゲームの核となるシステム(メカニクス

ハンドマネージメント(擬似的なアクションポイント)

 

C. 拡大再生産性(エンジンビルド要素)

めちゃくちゃあります。このゲームの肝です。

 

D.盤面の展開

共通ボードが海洋や緑化のタイルで埋まっていき、火星が地球化していく様子が表現されています。

 

E. 点数、優劣の見え方

得点トラックをはじめとして、獲得勝利点は公開されています。

 

F. 戦略の幅

目指すところは同じですが、企業ごとに能力(ヴァリアブルプレイヤーパワー)があり、使うカードによっても、異なった道筋を辿ることになります。

 

G. 秘匿情報の有無

カードゲームなので、山札、手札は秘匿情報です。

 

H. インタラクションの程度

共通ボードのタイル配置ボーナスの早どり、配置パターンによる得点、共通の達成目標の早どりなど、いくつかあります。

 

I. 運要素

カード運はありますが、個人的には気になったことはあまりありません。

 

J. ゲームの重さ

個人的には5段階で3くらいです。(BGG:3.26)

 

2. 購入、プレイの経緯は?

ボードゲームをはじめてどんなゲームがあるか調べはじめた当初からから目に留まり、いつかやってみたいと思っていた憧れの重ゲーです(後に大して重くないと知りますが)。

このゲームをやるために軽めのゲームから徐々に慣れてきたといっても過言ではありません。笑

火星のテラフォーミング化というテーマがとにかくわくわくしますし、ユニークカードの数々や盤面の展開など、わくわくづくしでずっとやりたかったゲームでした。

 

3. どんなところがおもしろい?

まず、テーマとメカニクスがすごくマッチししています。カード効果やゲーム目標と世界観の関連が強く、すごく没入できます。

また、終盤にかけての拡大再生産性は凄まじく、序盤は「ホントに終わるのかこれ」って思うくらいスローで、やれることがほとんどありませんが、終盤は加速度的に得点を取りながら、一気に終わってしまいます。

この展開を生み出す膨大なユニークカードの効果、タグシナジーのバランスがこのゲームのすごいところです。

また、盤面にタイルを配置して、どんどん変化していくのも楽しく、終了時の地球化した盤面を見ると、すごく充実感が得られます。

 

4. 我が家の率直な感想

はっきり言ってめちゃくちゃおもしろいゲームです。当時はダントツでお気に入りのゲームでずっとやってましたね。今でも嫁様と遊ぶゲームベスト3に確実に入ります。

まずはやはり気持ちいい拡大再生産。序盤はカード次第ではほぼなにもできないこともありますが、終盤はどんどん資源が入ってくるので、1ラウンドでガバッとテラフォーミング化を進められます。これがめちゃくちゃ気持ちいい。

カードプレイが主体のゲームというのも好みでわくわくします(私は子どものころ遊戯王どハマりの世代です)。カードを出すときも他の人が出すカードをみるのもわくわくします。

カード枚数は多いですが、プレイには条件やコストがあるため、実際の選択肢はあまり多くありません。見た目よりもかなりハードルは低いゲームだと思います。

ボーナスや目標の早どりによる適度なインタラクションも中間目標やカードシナジーを考えることになり、ほどよく対戦相手を意識させてくれます。

最終盤面もゲーム展開に応じて毎回異なり、テラフォーミングの達成感が味わえるなど、盛りだくさんながらも意外とシンプルなプレイ感で、濃密なゲームを楽しめます。

 

5. まとめ

我が家の評価:★★★★★

素晴らしいゲームです。

BGGで上位にいるのも納得です。

世界感とカード、リソースの管理、インタラクションの程度、ゲーム全体のストーリー性とスピード感など、とにかく好みに合っていました。

これまでプレイしたゲームと比較して非常に長いゲームでしたが、嫁様もとても気に入ってくれて嬉しかったです。

かなりお気に入りのゲームなので、そのおもしろさについて、購入した拡張の紹介と合わせて次の記事でさらに深掘りしていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。