【ボドゲレビュー】「エルドラドを探して」を遊んで
どうも、こすとっくです。
今回はボードゲームレビューpart 6ということで「エルドラドを探して」について書きたいと思います。
ここでは、細かいルールにはあまり触れずに、私の感じたゲームの率直な感想について書いています。
読んでくれた方に少しでも楽しんでもらえれば幸いです。
目次
1. ゲームの概要
2. 購入、プレイの経緯は?
3. どんなところがおもしろい?
4. 我が家の率直な感想
5. まとめ
1. ゲームの概要
伝説の黄金都市「エルドラド」を目指してジャングルを冒険し、早くゴールすれば勝ちというレースゲームです。
プレイヤーはジャングルのさまざまな地形を、それぞれの地形マスに応じたカードをプレイすることで進んでいきます。
また、市場のカードを購入し、個々のデッキを強化(デッキビルド)していくことで、難解な地形を攻略したり、一気にたくさん進めるようになったりします。
早く進むためにはデッキを強くしたいのですが、あまり構築に気を取られるとその間にレースに置いてかれてしまうので、相手を見ながらデッキ構築とレース進行をバランスよく行う必要があります。
以下、私の個人的なゲーム評価軸です。
A. ゲームのテーマ(フレーバー)
伝説の黄金都市を目指して冒険します。
B. ゲームの核となるシステム(メカニクス)
デッキビルディング
C. 拡大再生産性(エンジンビルド要素)
デッキビルディングを進めることで、一気に進めるようになっていきます。
D.盤面の展開
盤面にて自分のコマを進めて行くゲームですが、変化があるわけではないです。
E. 点数、優劣の見え方
コマの進み具合で優劣が見えています。
F. 戦略の幅
デッキ構築部分や、構築とレースとの進め方のバランスに戦略性があります。
G. 秘匿情報の有無
手札のカードが秘匿情報ですが、情報はオープンです。
H. インタラクションの程度
相手の状況をよく見ていないと、取り返しがつかないほど置いてかれます。
I. 運要素
カードの引き運があるかなぁ。
それも含めデッキビルディングなので。
J. ゲームの重さ
個人的には5段階で2くらいです。(BGG:1.93)
2. 購入、プレイの経緯は?
これ以前に購入した「ドミニオン」がめちゃくちゃおもしろくて、デッキ構築おもしれぇーってなったんですよ。笑
それで、同メカニクスで有名な本作品と「クランク」のどちらかをやってみようと思ったわけです。
「クランク」もすごくおもしろそうなのですが、チキンレース要素が嫁様にウケるかなーと悩んだのと、2人プレイを前提に考えたときに「エルドラドを探して」の方が楽しめそうだったので、こちらにしました。
また、「エルドラドを探して」はカードテキストがなくアイコンだけで効果がわかるようなシンプルな構成になっているので、インストしやすいのも魅力的でした。
3. どんなところがおもしろい?
シンプルなデッキ構築ゲームとして非常に洗練された作品です。
わかりやすいカードデザイン、買えるカードが少しずつ増えていく市場の制約、ゲームの見通しの良さなど、ルール把握、戦略立案が非常に簡単になるようつくられていて、すぐにゲームに引き込まれます。
特に戦略立案については、ゴールまでの道筋がすべて公開されているため、デッキ構築の見通しが立てやすく、ボードゲームの経験があまりない人でも戦略をしっかり立てながら進めることができます。
ベースはレースゲームなので、相手との位置関係がはっきりと見え、どっちが勝つかというドキドキ感を味わいながら、自分のデッキで逃げ切るのか、逆転を狙うのかなど、考えながら楽しくプレイすることができます。
4. 我が家の率直な感想
デッキ構築の純粋なおもしろさを味わうならこのゲームが1番だと思います。
基本ルールには複雑な処理は一切なく、デッキ構築以外の要素を削り落とした引き算のゲームと言えるでしょう。
ただ、ドミニオンを経験した後だと少しシンプル過ぎて、おもしろいのですが、少し物足りなさを感じてしまいました。
また、他のコマがいるマスには入れないルールなので、先行を許すと道を塞がれて遠回りを強いられるところが、少し苦手かなと感じました。
特に2人プレイの場合、1人で2コマを動かすので、2コマ先行を許すと、1コマで道を塞ぎながら1コマで独走することもできます。
もちろん打開するカードはありますが、揃えてる間にどんどん離されていくので、こうなるとなかなか追いつけなくなります。
個人的には1マスに何コマでも入れる方が良いのですが、それだと先行のメリットが薄まり、序盤に動きの少ないゲームになってしまうのかなと思います。難しいですね。
5. まとめ
我が家の評価:★★★☆☆
シンプルなデッキ構築ゲームとして、ボードゲーム初心者に非常におすすめの作品です。
ただ、シンプルが故に、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
今回はドミニオンがとてもおもしろかったので、同じメカニクスのゲームもきっとおもしろいだろうということでプレイしてみました。
やってみるとやはりおもしろかったのですが、同時に各ゲームを比較してしまい、少しマイナス要素を強く感じてしまいました。
本ゲームはいちいちカードテキストを読む必要のないプレイ感の軽さ、わかりやすさが売りだと思うので、その点は素晴らしいゲームです。
日本語版拡張もどんどん出ているので、ゲームに慣れてきたら拡張を導入することでより複雑で戦略的なゲームを楽しめると思います。
ドミニオンと出会う順番が逆だったら、また違った見方ができたかもしれませんが、ちょっと私にドミニオンがハマりすぎました。笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。