【ボドゲレビュー】「ワイナリーの四季」を遊んで
どうも、こすとっくです。
今回はボードゲームレビューpart 5ということで「ワイナリーの四季」について書きたいと思います。
ここでは、細かいルールにはあまり触れずに、私の感じたゲームの率直な感想について書いています。
読んでくれた方に少しでも楽しんでもらえれば幸いです。
目次
1. ゲームの概要
2. 購入、プレイの経緯は?
3. どんなところがおもしろい?
4. 我が家の率直な感想
5. まとめ
1. ゲームの概要
春夏秋冬を通してワイン農場を経営するシンプルなワーカープレイスメントゲームです。
ぶどうの木を手に入れ、植樹して、ぶどう収穫、ワイン醸造を経て、出荷することで得点を稼いでいきます。
他にも、植樹に必要な施設を建てたり、ワーカーを訓練して増やしたりと、経営のためにやるべきことはたくさんあります。
また、このゲーム最大の特徴である、ゲームバランスが崩れそうなほど協力な効果を持つ「訪問者カード」をうまく使うことができれば、効率的に得点を稼ぐことができます。
やりたいアクションががっつり取り合いになるワーカープレイスメントゲームでありながら、ランダムにでる強力なカードたちに翻弄される、戦略と運がどちらも求められるゲームです。
以下、私の個人的なゲーム評価軸です。
A. ゲームのテーマ(フレーバー)
ワイン農場経営をしっかりと体験できるゲームです。
B. ゲームの核となるシステム(メカニクス)
ワーカープレイスメント
C. 拡大再生産性(エンジンビルド要素)
主要な要素ではありません。
一応ワインを出荷するほど、定期収入が増えていきます。
D.盤面の展開
個人ボードに自分の農場が作られていきますが、展開されていく感は小さいです。
E. 点数、優劣の見え方
勝利点はトラック管理なので、点差は見えています。
F. 戦略の幅
目指す方向性は1つですが、引いたカードに合わせてうまく進めていく必要があります。
G. 秘匿情報の有無
手札のカードが秘匿情報です。
H. インタラクションの程度
ワーカープレイスメントゲームらしく、常にアクションの取り合いが発生します。
I. 運要素
カードの引き運は重要です。
J. ゲームの重さ
個人的には5段階で3くらいです。(BGG:2.89)
2. 購入、プレイの経緯は?
ボードゲームについて少しずつ詳しくなってきて、ゲームの「メカニクス」を強く意識するようになってきました。
その中でも、近代ボードゲームの代表的なメカニクスである「ワーカープレイスメント」ゲームをやってみたいなと思ったわけです。
ワーカープレイスメントは重量級ゲームに採用されていることが多く、なかなかハードルが高いと感じていたのですが、その中でもプレイ時間が短めで、ワイン農場経営というテーマが魅力的だった、このゲームを買ってみることにしました。
3. どんなところがおもしろい?
テーマの再現度が非常に高く、本当にワイン農場を経営しているかのような体験ができるのが楽しいゲームです。
メインメカニクスのワーカープレイスメントがすごく活かされていて、アクションの取り合いが常に起こるので、相手を意識したプレイングが必要です。
また、最大の特徴である各種カードたちに振り回されるのが、非常におもしろく、何度もカードを引きたくなる楽しさがあります。
ワーカープレイスメントとカードプレイのおもしろさが見事に融合した中量級ゲームの傑作だと思います。
4. 我が家の率直な感想
ワーカープレイスメントのシビアなゲーム性にランダム要素としてのカードたちがマッチしていて、非常にバランスの良いゲームだと思います。
やりたいことの取り合いなのですが、相手の邪魔をするというより、自分の得点のためにアクションを選択するので、シビアなゲームですが、嫌味を感じにくいです。
特にカードを引くときや、相手がカードを使うときの「引きたいカードがでるかな」「どんなカード使ってくるかな」というドキドキ感が楽しいんですよね。
はじめてプレイ時間が1時間を超えるようなゲームを買ったので、嫁様へのインストは大変でしたが、かなり楽しんでもらえたのでよかったです。
5. まとめ
我が家の評価:★★★★☆
比較的軽めのワーカープレイスメントゲームとして、非常におすすめのゲームです。
好みが分かれるところはカードガチャと訪問者カードのパワーだと思います。
ワーカーを消費してカードガチャをして欲しいカードが出ないと一手損に近くなるので、その運要素が苦手な人はいるかもしれません。
また、よく言われることですが、訪問者カードが強過ぎて、ワインを出荷しなくても点数を稼げてしまうという、ゲームテーマが崩壊してしまう事実があり、私もこの点はイマイチだと感じていました。
ただ、この点については拡張で改善されてます。かなりおすすめの拡張なので、そちらも別の機会に紹介したいと思います。
拡張なしでもかなりおもしろいゲームなので、ぜひ遊んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。