【ボドゲレビュー】「アーティチョークなんて大キライ!」を遊んで
どうも、こすとっくです。
今回はボードゲームレビューpart 8ということで「アーティチョークなんて大キライ!」について書きたいと思います。
ここでは、細かいルールにはあまり触れずに、私の感じたゲームの率直な感想について書いています。
読んでくれた方に少しでも楽しんでもらえれば幸いです。
目次
1. ゲームの概要
2. 購入、プレイの経緯は?
3. どんなところがおもしろい?
4. 我が家の率直な感想
5. まとめ
1. ゲームの概要
大キライな野菜「アーティチョーク」をどんどんゴミ箱に捨てていくデッキ構築ゲームです。
初期デッキはアーティチョーク10枚という構成で、様々な効果をもつ他の野菜カードを場から順番に取り、デッキを強化しつつ、アーティチョークを廃棄していきます。
野菜カードの効果はそれぞれの条件でアーティチョークを廃棄するものの他、野菜カードを追加でとれるもの、手札を交換するものなどいろいろあります。
5枚の手札をすべてアーティチョーク以外の野菜にすることができたらその時点でその人の勝利となります。
以下、私の個人的なゲーム評価軸です。
A. ゲームのテーマ(フレーバー)
大キライな野菜をゴミ箱に捨てていくゲームです。
B. ゲームの核となるシステム(メカニクス)
デッキ構築
C. 拡大再生産性(エンジンビルド要素)
デッキ構築なので、できることは増えていきます。
D.盤面の展開
特にありません。
E. 点数、優劣の見え方
見えにくい気がします。
F. 戦略の幅
場のどのカードを利用していくか、デッキ枚数をどの程度に調整していくかが戦略のポイントです。
G. 秘匿情報の有無
デッキ構築なりの山札、手札の秘匿がありますが、まぁないに等しいです。
H. インタラクションの程度
相手に干渉するカードもありますが、あまり気になりません。
I. 運要素
場のカードの出方や、最後の上がりの部分に運要素を感じます。
J. ゲームの重さ
個人的には5段階で1〜2くらいです。(BGG:1.30)
2. 購入、プレイの経緯は?
当時、長期旅行を計画していた際、旅先で軽くプレイできる小箱ゲームを探してました。
選ぶ際にもっとも重視していたポイントは、2人で遊んで楽しいことです。
小箱ゲームは多人数向きのゲームがおおく、2人で遊んでも面白いゲームは少ない印象です。
そんな中、少人数プレイでもおもしろそうな軽いカードゲームとして、このゲームを購入しました。
3. どんなところがおもしろい?
非常に軽いデッキ構築ゲームですが、他のデッキ構築ゲームと異なるのは、デッキ内のカードを除去していく「デッキ破壊」が目的となっているところです。
それゆえに、通常のデッキ構築ゲームとは異なる思考、戦術が必要になるのがおもしろいところです。
また、ポップでかわいいデザインも魅力的であり、野菜の世界という題材もわかりやすく、ゲームの敷居を低くしています。
短時間で軽く遊べて、ボードゲームの代表的なメカニクスの1つであるデッキ構築を楽しめるというところがこのゲームの良さでしょう。
4. 我が家の率直な感想
小箱ゲームとしてお気に入りの作品の1つです。
素直にアーティチョークを減らす戦略もいいのですが、手札にアーティチョークがこなければ勝ちなので、山札を増やすことで手札にアーティチョークがくる確率を減らす戦略も有効です。
いずれの戦略をとるにせよ、山札の枚数をちゃんと管理しないとどうしようもなくなります(例えば、アーティチョークをあと1枚まで減らしたのに、山札が5枚しかないから必ず手札にくるといったケースもありえます)。
ただ、気になる点もあります。1つはカードの種類が少ないので、戦略に幅があまりないこと。これは、軽いゲームとして楽しんでもらうためにある程度情報量を少なくするために仕方ないことだと思います。
もう1つはゲームが唐突に終わる感じがすることです。手札にアーティチョークがこないことが勝利条件なのですが、手札補充時に「あ、勝った」みたいになりがちで、なんか突然終わる感じがします。
5. まとめ
我が家の評価:★★★☆☆
小箱でデッキ構築を楽しめるゲームです。
デッキ構築はボードゲーム未経験者にはあまり馴染みのないゲームかと思いますので、このゲームでそのおもしろさを知ってもらえたらなと思います。
かわいいフレーバーもゲームに入りやすい一因です。
フレーバーは軽視されることもありますが、そのゲームへの没入感に大きく影響することはもちろん、ボードゲームの入口として初心者の方に興味を持ってもらうためにも重要ですよね。
短時間でパッと遊べるゲームとして非常に優れていて、ぜひ遊んで欲しい作品です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。