ボードゲームの日々

ボードゲームを中心に、いろいろなことを勝手に考えてみる。

【ボドゲレビュー】「世界の七不思議:デュエル」を遊んで

どうも、こすとっくです。

今回はボードゲームレビューpart 7ということで「世界の七不思議:デュエル」について書きたいと思います。

ここでは、細かいルールにはあまり触れずに、私の感じたゲームの率直な感想について書いています。

読んでくれた方に少しでも楽しんでもらえれば幸いです。

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目次

1. ゲームの概要

2. 購入、プレイの経緯は?

3. どんなところがおもしろい?

4. 我が家の率直な感想

5. まとめ

 

1. ゲームの概要

ドラフトゲームでは世界一有名な「世界の七不思議」を2人用ゲームにした作品で、建築物や世界の七不思議を建造して、得点を競っていくゲームです。

場のカードを交互に選んでいき、自分の場に集め、得点を稼いでいきます。

カード選択の際にはコストを支払う必要がありますので、低コストのカードを集めていくことで資源を収集し、より高得点になる高コストカードを集めていきます。

勝利条件は得点で上回る以外にも、特定のカードを多く集めれば勝ちとなる「軍事的優位勝利」「科学的優位勝利」があるため、相手の集めているカードを常にチェックしながら、自分の戦略に合ったカードを集めていく必要があります。

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以下、私の個人的なゲーム評価軸です。

 

A. ゲームのテーマ(フレーバー)

古代の文明を発展させていくゲームです。

 

B. ゲームの核となるシステム(メカニクス

オープンドラフトによるセットコレクション

 

C. 拡大再生産性(エンジンビルド要素)

はじめは得点のない弱いカードしか取れませんが、どんどん強いカードが取れるようになります。

 

D.盤面の展開

自分の場にカードを集めることで、文明の発展を表します。

 

E. 点数、優劣の見え方

お互いのカード取得状況はオープンで、優劣の状況を見ながらカードを選択していきます。

 

F. 戦略の幅

勝利条件が複数あるので、どの勝利を目指して、どのカードを取っていくかの戦略が重要です。

 

G. 秘匿情報の有無

ドラフトをする場のカードは半分が裏向きの状態で、先が読みにくくなっています。

 

H. インタラクションの程度

バチバチにあります。自分のやりたいことを考えるだけでは勝てません。

 

I. 運要素

場の裏向きのカード次第で若干ありますが、ほとんどないゲームと言えるでしょう。

 

J. ゲームの重さ

個人的には5段階で3くらいです。(BGG:2.22)

 

2. 購入、プレイの経緯は?

ドラフトゲームにかなり興味がありましたが、やはり多人数で遊んでこそおもしろいメカニクスなのかなと感じていたので、基本2人プレイの我が家では楽しめないのではと思ってました。

しかし、このゲームは2人用のドラフトゲームであり、BGGで現在19位と非常に人気の作品だったので、やってみたいと思い、購入しました。

 

3. どんなところがおもしろい?

ベストなカード選択を考える、戦略性におもしろさがあると思います。

勝利条件は複数ありますが、お互いの状況がオープンな状態で限られたカードを取り合うので、相手に取られて困るカードは自分でとることで簡単に狙いを阻止できます。

つまり、メインに据えて目指す勝利条件はあってもそれ一辺倒にするのではなく、状況に応じたカード選択が重要になるのです。

さらに、裏向きのカードは自分がカードを取ると基本的に1枚はオープンになるので、不確定だったカードが相手のターンに公開され、状況が大きく変わることも多くあります。

この1手1手の悩ましいカードドラフトがこのゲームのおもしろさでしょう。

 

4. 我が家の率直な感想

ここから少しネガティブな話になりますが、結論から言うと、我が家にはあまり合わなくて、十分楽しむことはできませんでした。

楽しめなかった要因は大きく分けて2つあります。

1つ目はドラフトというメカニクスです。

自分が欲しいカードと相手の欲しいカードを天秤にかけながらひたすらカードを選ぶのですが、メインのメカニクスとして据えられている本ゲームでは、淡々とカードを取るだけのゲームに感じてしまいました。

また、特に嫁様は、明確に相手の邪魔をするのもされるのも苦手なので、その点もドラフトが合わなかったところです。

2つ目は古代文明の発展というテーマです。

ちょっととっつきにくいところがあり、また、カードを選ぶことで文明を発展させていってる感もあまり感じられませんでした。

総じて「not for us」な作品であると感じ、少し残念でした。

 

5. まとめ

我が家の評価:★☆☆☆☆

世界的に評価の高い作品が、必ずしも自分たちにとって楽しめる作品とは限らないと、実感することになりました。

ドラフトというメカニクスは、アグリコラテラフォーミングマーズのようなカードを用いるゲームの初期手札に対して行うことが、選択ルールとしてしばしば見られます。

長所としては運要素を減らし、より戦略的にプレイすることができますが、短所として把握すべき情報が増え、プレイ時間も長くなります。

これは、上級者ほどドラフトを行ってより戦略的にプレイしたいということではなく、単に好みの問題だと思います。

自分たちが1番楽しめるように遊ぶのが1番大切ですよね。

また、これ以降、テーマ性が強めのゲームをプレイするようにもなりました。

テーマ(フレーバー)の必要性についてはしばしば議論されますが、私はしっかりとしたストーリーがあって、世界観に入っていけるゲームが好みです。

ネガティブな書きっぷりになってしまいましたが、世界的に人気の高い戦略ゲームですので、テーマが好き、世界観が好き、世界の七不思議が好きという方はぜひ遊んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。