【雑記】ボードゲーム初心者の方々へ向けて
はじめまして。こすとっくと申します。
ここでは「ボードゲームをやってみたいんだけど。。。」という方に向けて、適当に想いを書いていきます。
少しでも読んでくれた方の参考になれば幸いです。
目次
1. 千差万別なボードゲームの世界
2. ボードゲームの重さって何?
3. 初心者におすすめのボードゲームは?
4. ボードゲームは誰と遊ぶかが大切
1. 千差万別なボードゲームの世界
先日、友人から「ボードゲームしてみたいんだけど、すごい数あるし、どれをやったらいいかわからない。」と言われました。
一言で「おすすめは?」と聞かれても、ジャンル(メカニクス)も多種多様であり、プレイヤーの中でも好みが非常に分かれるものです。
私は昔からボードゲームに興味があり、マンガ「放課後さいころ倶楽部」でおもしろそうだった「バトルライン」を買ってみたのが始まりでした。
2人用ゲームとしてめちゃくちゃ有名で、多くの方がおすすめするゲームです。
しかし、このゲームは個人的には初心者におすすめしないゲームです。
非常に濃密な心理戦が楽しめますが、思考をフル稼働して、ときには苦しみながら真剣勝負するゲームだからです(それがおもしろいのですが)。
では、ランキング上位のゲームはおもしろいのでしょうか?
例えば、日本なら有名なのは「カタン」でしょうか。
カタンは「交渉」がゲームの核であり、おもしろいポイントになります。これは初心者にはなかなか難しいメカニクスだと思います。
初期配置も大切で、ここで間違えるとただサイコロを振るだけのゲームになりかねません。
このように有名なゲームでも、初心者に優しいゲームとは限りません。
それでは初心者の方にはどのようなゲームがおすすめされるのでしょうか。
まずは、「ボードゲームの重さ」に注目してみます。
2. ボードゲームの重さって何?
ボードゲームについて少し調べると「軽ゲー」、「重ゲー」という言葉が出てくると思います。
明確な定義はありませんが、「プレイ時間」と「思考量」によるものだと考えてください。
初心者の方には、比較的短い時間で繰り返し遊べて、おもしろさのポイントがつかみやすい「軽ゲー」をおすすめします。
先ほどの「バトルライン」を例に挙げると、プレイ時間は慣れれば30分もかからず繰り返し遊べるので、その点は遊びやすいゲームです。
しかし、1手1手にすごく悩むゲームで、かなり頭を使います。プレイ時間は短くても、プレイ後の疲労感はかなりのもので、おもしろさより、疲労感が勝ってしまう人もいるかと思います。
その点では「バトルライン」は重いゲームと呼べるかもしれません。
実際は間をとって、「中量級ゲーム」と呼ぶ人が多いのではないでしょうか。
初心者にはもう少しライトな気持ちで盛り上がるゲームをおすすめしたいです。
3. 初心者におすすめのボードゲームは?
前置きが長くなりましたが、私の考える「初心者におすすめのボードゲーム」には以下の特徴があります。
・ルールがシンプルで、少しの説明ですぐにはじめられる。
・勝つためにしなければならないことがわかりやすく、自分で戦略を考えて実行できる。
・1プレイが短い時間で終わり、繰り返し遊べる。
・じっくり考えこむゲームよりは、ワイワイ盛り上がるゲーム(これは好みにもよります)。
例えば、トランプの定番ゲーム「ババ抜き」は数字を揃えて捨てるだけというシンプルなルールで、どのように相手にババを引かせるか、自分がババを引かないようにするか戦略を考えます(ババを少し上に出したりとか)。
ババが移動したときには非常に盛り上がり、また、短い時間で終わるので、「次はもっと上手くやろう」と考えることができます。
このようなゲームからプレイしてみて、徐々により重厚で長時間かかるようなゲームをやってみるのがよいと思います。
では、具体的に「初心者におすすめのボードゲーム」をいくつか紹介しましょう。
・多人数で単純な駆け引きを楽しめる
「ハゲタカのえじき」「ニムト」
画像:ハゲタカのえじき
どちらも手札からカードを出すだけのシンプルなゲームながら、人の出したカードによって予想外の展開になり、盛り上がります。
「ハゲタカのえじき」の方がわかりやすいゲームで1回目から誰でも楽しめると思います。
「ニムト」は単純なゲームながら意外と奥深く、戦略的な手札管理が必要です。
どちらも多人数ですぐに遊べて楽しめるゲームです。
・実はおもしろい協力ゲーム
「THE GAME」
「オバケやしきのすうじのアクマ」
画像:オバケやしきのすうじのアクマ
はじめての方には、勝敗が決まってギスギスする心配のない「協力ゲーム」もおすすめです。
仲間と協力してクリアを目指すゲームはクリアしたときの達成感、一体感は格別です。
特におすすめなのが、カードだけでプレイできるこの2つ。直感的にプレイできる上に、難易度がちょうどよく、失敗してもすぐに再挑戦したくなります。
2つはほぼ同じゲームですが、「THE GAME」はフレーバーが少しダークな感じなので、個人的にはかわいいフレーバーの「オバケやしきのすうじのアクマ」がおすすめです。
・ボードゲームなんだからボードがないと
「チケットトゥライド」
「エルドラドを探して」
画像:エルドラドを探して
これまで紹介したゲームはボードゲームと言いながら、カードのみを使ったゲームでした(諸説あるかもしれませんが、電源を使わないゲームの総称を「アナログゲーム」や「ボードゲーム」と呼びます)。
やはりボードを広げて遊びたいという方も多いでしょう。そんな方におすすめなのがこの2つです。
「チケットトゥライド」は電車カードを集めて線路を引いていくゲームで、ゲームが進むにつれてどんどん盤面が賑やかになっていくのが楽しいです。
たくさん種類がありますが、初心者の方には短い時間で終わる「サンフランシスコ」などのミニ版がおすすめです。
「エルドラドを探して」は一言で言うとカードを使ったすごろくです。ルールはシンプルでわかりやすく、馴染みのあるすごろく、レースシステムは初心者でもとっつきやすいです。
いずれのゲームも、しっかり考えてプレイしなければならないゲームだというのも重要です。
自分の考えた戦略がうまくいったときのおもしろさこそ、ボードゲームを好きになる第一歩です。
・TCGにハマった人には1番のおすすめ
「ドミニオン」
画像:ドミニオン
「ドミニオン」はTCGにハマったことのある人には本当におすすめのゲームです。
カードを買い集めながら自分の山札を強化して、得点を集めていきます。
毎回変わる条件の中で戦略を考えて実行する、このサイクルが短時間のゲームの中に凝縮されていて、めちゃくちゃおもしろいです。
カードテキストを読まないといけないのが、初心者には大変かもしれないですが、カードの情報はオープンなので、みんなで確認しながら遊べます。
4. ボードゲームは誰と遊ぶかが大切
ここまでいくつかのゲームを紹介してきたましたが、ボードゲームを選ぶときには「誰と遊ぶか」が大切だと思います。
例えば、「友達とわいわい遊ぶのか」、「祖父母や子どもたちとみんなで遊ぶのか」、「気心の知れたメンバー数人でじっくりと遊ぶのか」など、いっしょに遊ぶメンバーによって楽しめるボードゲームも変わってきます。
私は嫁様と2人で遊ぶことがほとんどで、その他には友人や親族と遊ぶことがたまにあります。このとき、メンバーによって遊ぶゲームを変えています。
よく遊んでくれる嫁様やボードゲームになれた友人と遊ぶゲームはじっくりと考える比較的重いゲームが多く、たまにトランプで遊ぶ程度の親族と多人数で遊ぶときは軽いゲームを選んでいます。
これはメンバーによって、みんなが楽しめるゲームは違っていて、ボードゲームに慣れていないメンバーと楽しむには軽いゲームの方が優れていると考えているからです。
ボードゲームを選ぶときには、ぜひ、いっしょに遊ぶ相手のことを思い浮かべてください。
そして、選んだゲームを遊ぶことで、身近な方々とボードゲームをするという幸せな時間を満喫してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。