【ボドゲレビュー】「パッチワーク」を遊んで
どうも、こすとっくです。
今回はボードゲームレビューpart 2ということで「パッチワーク」について書きたいと思います。
ここでは、細かいルールにはあまり触れずに、私の感じたゲームの率直な感想について書いています。
「有名なゲームだけど、おもしろいのかな?」と考えている方の参考になれば幸いです。
目次
1. ゲームの概要
2. 購入、プレイの経緯は?
3. どんなところがおもしろい?
4. 我が家の率直な感想
5. まとめ
1. ゲームの概要
場のさまざまな形のタイルを交互に選び、9×9マスの個人ボードを埋めていくゲームです。
「時間」と「ボタン(お金)」を支払うことで、「タイル」を獲得し、ボードに配置します。
タイルに描かれた「ボタン」の数が定期収入になり、収入がどんどん増えていきます。
最後に持っているボタンの数から、埋まってないマスの数×2を引いた値が得点です。
以下、私の個人的なゲーム評価軸です。
A. ゲームのテーマ(フレーバー)
その名のとおり、つぎはぎの布をつくっていくゲームです。
B. ゲームの核となるシステム(メカニクス)
オープンドラフト、タイル配置
C. 拡大再生産性(エンジンビルド要素)
タイルを獲得することで収入が増えていきます。
D.盤面の展開
個人ボードにどんどん自分の作品が出来上がっていきます。
E. 点数、優劣の見え方
情報はすべてオープンですが、優劣はぱっと見ではわかりにくいと思います。
F. 戦略の幅
個人ボードの埋め方やボタン収入を優先するかなど、個性が出る気がします。
G. 秘匿情報の有無
すべての情報が公開されています。
H. インタラクションの程度
ユニークタイルのオープンドラフトなので、勝つためには少なからず相手の状況を見ていく必要があります。
I. 運要素
ありません。
J. ゲームの重さ
個人的には5段階で2くらいです。(BGG:1.61)
2. 購入、プレイの経緯は?
バトルラインをプレイ後、もっと嫁様と遊ぶのによいゲームはないかと、ネットやYouTubeでボードゲームの研究(笑)をはじめました。
その中で高評価の2人用ゲームで写真映えがよいと評判だったこのゲームを購入しました。
3. どんなところがおもしろい?
オープンドラフトとタイル配置という2つのメカニクスのおもしろさをシンプルに表現した作品だと思います。
ただ、タイル配置は障害のないシンプルなボード上で行うため比較的単純で、おもしろさの核は特にオープンドラフトの方にあると思います。
タイル選定のための検討要素として、支払うコストは「ボタン(お金)」と「時間」の2種類があり、獲得できるものには「タイルの大きさ(得点)」と「収入拡大」の2種類があります。
さらに個人ボードに配置する際の「タイルの形」や「相手が欲しいタイルを邪魔する」など、1つのタイルを選ぶ際に考える要素が多く、非常に悩ましいです。
こうして悩みながら、自分だけの作品を作り上げていくのが、このゲームのおもしろさです。
4. 我が家の率直な感想
1手1手の悩ましさはバトルラインなど多くの2人用ゲームに共通する部分だと思います。
どうしても運要素の少ない真剣勝負になるのが2人用ゲームの特徴だと思いますので、そのあたりは好みが分かれるかと。
ただこのゲームは、たとえ負けても自分の作品を作り上げたという喜びがあります。
オープンドラフトの悩ましい駆け引きに加えて、好きな色のタイルが取れたとか、きれいにはめれたという作品作りの喜びがあるのが素晴らしいです。
5. まとめ
我が家の評価:★★★☆☆
2人用ゲームの中では1番おすすめです。
ゲームの駆け引きはありますが、「邪魔された!」みたいな嫌な感じがあまりなく、純粋に悩ましい選択を楽しめます。
単純に自分の作品ができていくのは楽しいですしね。
若干地味な感じがするのと運要素のない真剣勝負というのが、我が家の好みとしてはマイナスポイントでした。
ルールはすごく簡単なので、パーティゲームくらいしかボードゲームをやったことがなく、ボードゲームの悩ましくも楽しい世界に足を踏み入れたいという方にはおすすめの作品だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。